<ボランティア体験談>もっともっと助けて、被災者の笑顔が見たい(東日本大震災災害救援)

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アシストを行っている様子

楽しかった、嬉しかった、恐ろしかった、悔しかったとか色々な思いがあったけど、1番に思ったのは全部ひっくるめて楽しかったと思う。

僕が現地に行ったのは3日間だったけど、なんだか3ヶ月はいたような気がするくらい。一日一日が生きてる感じがした。確かに街は瓦礫でめちゃめちゃで、臭いもいい臭いとは言えないけど、どんよりとした暗い感じはまったくなかった。

それはきっと、被災地の人達の目に見えない力強さを感じたからだと思う。希望だと思う。被災地の人達は、みんな元気でアシストいらないんじゃないか?と思うくらいパワフルだった。

でもやっぱ話をしてると、心の深い所に傷を負っていた。なんとかしたいと思った。

僕が最初にナーブアシストをあたえたのは、60歳すぎ位のおじいちゃんだった。そのおじいちゃんは、足が重くて歩くのが大変だと言っていた。おじいちゃんはきっと、足をモミモミしてくれると思ったんだろう。なんだか不思議そうな顔をしていた。こんなんで良くなるんかね?みたいな。

でも20分位やってるうちに、「ん?なんか気持ち良くなってきたなー。体が軽くなってきたような」と喋り出した。喋りが止まらなくなってきた頃「おじいちゃんどう?」と聞くと、「いいわ!スッキリした!」と言って、さっきまで足が痛いと言っていた人がスタスタ歩きだし、「ナーブアシスト!」と言って、みんなに言って回って、他の人にすすめだした。僕はすげーと思った。

あと、腰が悪いおばあちゃんで、全く腰が曲がらないし、一人じゃ起きあがれなかったのが、ナーブアシストをしたら、腰も曲がるし一人でも起きあがれる様になっていた。

本人は不思議がったけど、嬉しかったのか泣いて喜んでくれた。僕も泣くまいと思ったけど、我慢できず泣いてしまった。

手足が冷えてよく眠れないと言っていたおばあちゃんも、あったかくなったわーと言って喜んでくれた。そのおばあちゃんとは、ナーブアシストを終えてから長いことお話しをした。おばあちゃんは、「私からもプレゼント、スッキリしたわー!」と言って、ダンボールや物資のチラシやお菓子の箱の紙で作った飾りをくれた。

裏に日付と僕の名前を書いてくれた。僕は、宝物にしようと思った。そして、僕はまた泣いてしまった。マジで嬉しかった。他にもいっぱいいろんな事が起こったし、感動しまくったわけで、正直帰りたくなかった。

これを一回で終わらせないで、続ける事が大事なんだと思う。もっともっと助けて、被災者の笑顔が見たいと思った。そして僕らは、誰でも彼らの笑顔を作り出せることが出来るし、また、彼らを救う責任があると思った。

(2011年5月参加。Aさん、ご参加ありがとうございました)

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