春祭りのお手伝いをした翌日の5月5日
大曲浜の鯉のぼりは迫力がありました。
ここ数日、数百匹の鯉のぼりが、空を舞っていたのです。
青い鯉のぼりプロジェクトで集められた
総計600を超える鯉のぼりを、
地元の方やこのプロジェクトを聞きつけてやってきた方たち、
たくさんのボランティアたちで揚げました。
既に揚げてある鯉のぼりの隙間に、まだ揚げていなかった鯉のぼりを付け
全てのこいのぼりが空を舞いました。
ボランティアたちは鯉のぼりをつける作業を手伝いました。
大きな鯉のぼり、
小さな鯉のぼり
たくさんの鯉のぼりが空を舞います。
そして、驚くべきことが起きました。
私たちはメンバーは違うものの、昨年もこの地に来ていました。
昨年も、数百匹の鯉のぼりが空を舞っていましたが、
それとは別で、手の届くところに白い鯉のぼりがあり、
近くに青いペンがおいてありました。
それは、「青いペンでメッセージを書いて、白い鯉のぼりを青い鯉のぼりにしよう」と
いうことでした。
そして、昨年は私たち一人ひとりがその白い鯉のぼりにメッセージを書いていたのです。
そして、今年のメンバーがたまたま手に取った鯉のぼりが、写真にもあるように、
この、昨年メッセージを書いた鯉のぼりです。
*後ろに移っている方には掲載の許可を頂きました。
本当にたまたま、手に取ったらメッセージがたくさん書いてある鯉のぼりで、
なんとなく探してみたら、昨年書いたメンバーのメッセージがみつかりました。
それがとても嬉しくて、昨年参加の全員分、メッセージを探しました。
昨年自分が書いたメッセージに再会し、
他のメンバーが書いたメッセージにも再会し、
他の鯉のぼりと一緒に空へ揚げました。
そしてイベントが始まりました。
「全国からお越しくださってありがとうございます。
ここで何を感じてくださってもいいと思います。
いろんな想いがあっていいと思います。
でも、それが希望だったとしたら僕はうれしいです。」
こんな言葉で始まったイベント。
太鼓などの発表や
すれ違った方たちと言葉を交わすうちに
本当にたくさんの人たちが
それぞれの思いを抱えてここにきているのだと言うことが分かりました。
人の思いは変わっていきます。
この土地も、変わっていくのだと思います。
表面上はもう、ボランティアの手は必要ないと思う方もいるのかもしれません。
けれどもまだまだ、私たちに助けられることがあれば、
またそこへ行って、お手伝いさせていただければと思います。