<ボランティア体験談>助けるってこんなに気持ちいいものなんだ(東日本大震災災害救援)

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気仙沼でのボランティアから帰還しましたので、報告します。

この一週間は、自分に取って本当に濃いものでした。いろんな人から「わざわざ遠いところからありがとう」「アシストを受けて楽になりました」と声をかけていただきました。自分自身、今までの人生において、他人に何かをしてあげることと無縁で、逆に皆さんに助けられてきたような人生でしたから、「助けることってこんなに気持ちのいいものなんだなあ」と感じました。

もちろん、今回の地震はよくないものでしたが、震災から1年経過して、得られたものがあるかどうか、人それぞれ違うとは思います。でも、震災前と後で変わったこと、いい意味で絶対何かあると思うし、なければいけないと思います。これで何も変わらなかったら、どんだけ馬鹿なんだよって思います。

印象的だった出来事は、復興マルシェのお店に入ったときのことです。3人の店員さんがいて、話をしてくれました。
「どこからきたの~?」
「東京です」
「わざわざ、遠いところからご苦労さま」
などと会話をし、当時の状況などをうかがいました。

津波がきて多くの建物が全壊し、その後重油が流れ出して辺り一帯が火災にあいました。復興マルシェのすぐそばにある歩道橋を境にして、燃えてしまった地域、燃えてなかった地域に分かれているなどなど。

おすすめのものを紹介してくれました、それは「希望プリン」。フタには流れ星の絵がプリントされています。どうしてこの名前、絵柄にしたのかを教えてくれました。

3月11日、ここらへんはすべて壊れてしまった。でもその中で、見上げた空は非常にきれいで満天の星空だった。それがすごくきれいで印象に残ったからこの流れ星や星の絵柄にしたんだそうです。家はなくなっても、希望という光は真上にあり、明るく被災地を照らしてる。

1年経って、現地の人たちは1歩ずつ1歩ずつ前を向いて歩いていけてるのだと思いました。

毎日毎日いろんな人と関われて良かったです。拠点でもいろんな人が入れ替わり、出たり入ったりで出会いと別れが多いのが印象的でした。いろんな人がいていろんな話をしたりするのが、新鮮で楽しかったです。

絶対また行きたいなあと思います。1週間という短い間でしたが、ありがとうございました。

(2012年3月参加。Sさん、ご参加ありがとうございました)

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