<ボランティア体験談>少しでも役に立てるように自分も頑張ろうと思った(東日本大震災災害救援)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

私はインターネットで公式ホームページを見て国際サイエントロジーボランティアのことを知りました。一人で参加するということで、友達や家族からは心配されたり反対されたりしたが、どうしても東北の様子を自分の目で見て何か役に立てればいいなという思いが強かったため、なんとか説得して参加することができました。

初日は不安もあったが、皆が温かく迎えてくれたためすぐに溶け込むことができた。そして弘法様の果報団子の集いではじめてアシストをしたとき、自分のアシストが気持ちよいのか不安だったが、おばあちゃんに「目が霞んで見えてたんだけどね、なんだかはっきり見えるようになった気がするね」と言われてとても嬉しかった。

3日目、初めて仮設住宅にアシストに行き、以前も受けたことがあるということで、快くアシストを受けてくださったおばあちゃん二人がとてもよくしてくださって、津波で娘さんをなくしたというつらい話をしてくださったおばあちゃんに孫になってほしいと何度も言われてとても嬉しかった。その後まわったお宅のご夫婦も気持ちよかったよと言ってくださりとてもよくしてくださって、おばあちゃん手作りのティッシュペーパー入れやバラをくださり、私の宝物になった。これから辛いことがあってもそれを見ると元気をもらえる気がする。

ボランティアとして、被災された方々を元気付けたい、役に立ちたいという気持ちで行ったが、逆に被災者から元気をもらい毎日気持ちよく過ごすことができた。ボランティアは辛いだろうけどめげずに頑張ろうと思っていたが、まったく辛さは感じなかった。仮設住宅祭りでは、大人の笑顔だけでなく子供たちの笑顔を見ることができてよかった。子供の笑顔に嘘はないと思うから。

7日目に仮設住宅にてアシストをしたご夫婦と話をしていて、話の流れで自分が法学部であるということを伝えたら、ボランティアで法律相談をやってくれたらとても助かるなとおっしゃっていた。私は行政書士事務所でアルバイトをしているが独立開業するというリスクを抱えてまでやりたい仕事ではなっかたため諦めていた。しかしその言葉を聞いてまた一から法律を勉強しなおして行政書士になって東北に戻りたいと思った。そして相続の問題や仮設住宅の問題や行政との問題を抱えている人の役に立ちたい。これから何十年とまだまだ問題はたくさんあると思うから、少しでも役に立てるように自分も頑張ろうと思った。

このボランティアに参加したおかげでいろいろなことを感じることができた。そしてなにより、メンバーのおかげで不安もなく楽しい充実した毎日を過ごせたのだと思う。みんなに出会えて本当によかった。

(2011年11月参加。Sさん、ご参加ありがとうございました)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする